ツンデレstomach

それは突然の激痛から始まった…。私と胃腸の、ほろ苦い記録ノート

初めての憩室炎記録~発症から入院まで~

数日ぶりの更新、なんとか三日坊主で終わらずに済んだぜ。

腸炎もなんとか無事に去ってくれて、今日から通常に近い食事に戻っています。

さて。憩室炎の記録をボチボチ書いていきます。

誰かに向けてというよりも、自分自身への戒めも込めて。

 

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思い返せば、発症の2日ほど前から、なんとも形容しがたい違和感がお腹にあった。

まだ経験ないけど、これはもしや妊娠の兆候なのか??などと思ったりしつつ

あまり深く考えないよう、いつも通りに生活する。

食事も普段通りのものを食べる(基本自炊)

 

発症当日

起床時、お腹の左側が痛む。キリッとした痛みにはじまり、

違和感を含んだ鈍痛に。

とりあえずトイレに行く。排便はあったが少しゆるめ。

それでも腹痛が消えないので、もしや身体が冷えたのかな?と思い、

電気毛布を付けて布団にくるまり、家を出るギリギリまで寝る。

時間が来たのでとりあえず出る。

先方への用事を済ませての帰り道はお腹の痛みと若干の身体の怠さが出てくる。

途中でコンビニでもよって休憩するか…いやこのままとりあえず家に帰って寝たほうが楽か…と悩みつつ、何とか無事に帰宅。

 

やはりこれは胃腸炎なのかな?と思い、コンビニで鍋焼きうどんを購入してそれを食べる。完食!

が、食後、やはりなんとも言えない不調で布団に入る。

この頃から、少しずつ、右下腹部に痛みが出てくる。

痛みの程度は、「あ、ちょっと痛いかも」程度。

14時頃 来客にお茶出しをする。

その後、起きているのが辛くて部屋でゴロゴロする。

この頃から、痛みの程度が刺すような痛みに変わる。

痛いときと痛くない時の波はあって、大半は無痛で時々痛くなる。が、痛くなった時は「いたたたた…」と思わず声がでて、患部を押さえて動けなくなる。

夜、貴重な休みになったので、相方がご飯に誘ってくれる。

お肉食べて元気付けよう!ということで焼き肉屋さんに行く。

↑これが地雷になったと思っている

 

食欲はなくはないのだけれど、いつもは唐辛子一杯いれたり、辛さの強いユッケジャンスープを頼んだりするのだが、なんとなくそれはやめておいて

お肉と、マイルドなスープを食す。

この頃感じた痛みは、筋肉痛のような、引っ張られるような痛みだなーという感覚。咳をしたり、笑ったりすると痛むようになる。
実は排便も、いきむと痛いので、朝に行った以降、出来ていない。

家に戻ったあと、これは胃腸炎ではない気がする…と思い始める。

自分なりのセルフチェックをたよりにスマホで症状を調べていくうちに

浮かび上がってきた病気が…「虫垂炎

右下腹部の痛み…間違いないきっとこれは盲腸だ…経験ないけど。

この頃既に夜の10時頃。とりあえず家で出来そうな対処を…と思い、

相方に手伝ってもらいながら虫垂炎に効きそうな箇所にせんねん灸を据える。

が、やはり痛い

↑この頃になると痛みの間隔が狭くなってきた。

「明日痛かったら病院いこうかなー」と大きな独り言。相方反応なし。笑

一応、熱を測ってみたら37.5度。微妙…

 

23時頃、とりあえず寝ようと思ったが、お灸したことの好転反応なのか、夕食の焼き肉地雷に火が付いたのか、痛みがかなり酷くなってきたので、鍼灸師をしている家族に相談。

症状を説明すると、虫垂炎の可能性が高いが、ここで確定は出来ないので病院に行くべきとのこと。

とりあえず痛みを和らげる為お灸を据えてもらう。
これで容態が安定すれば明日の朝の診察で…と個人的に思っていたが、

しばらく様子を見て、これは明日といわず今行った方がよいと判断される。

フィジカル的なものなのか、メンタル的なものなのか分からないが、身体の震えが止まらなくなる。そして手足の末端がかなり冷たくなっていたらしい。

ということで、家族が病院を当たってくれる。

1件目の病院は、手術となるとうちでは無理なので、B病院へ行って下さいと言われる。

頼みのB病院は、とりあえず来て下さいとのことで、診察してもらえることになった。

ただの腹痛なら良いなぁという淡い期待も抱えつつ

↑これだけ痛くてただの腹痛なわけない

一泊入院の可能性も考え、寝間着と眼鏡だけ持って、家族に病院まで送ってもらう。

ちなみに相方は既に横になっており「病院送ってもらうわ」の声は届いていないようだった…というオチつき。笑

お灸の効果が出てきたのか、先ほどまでの我慢出来ない連続した痛みは少し和らいだ。が、やっぱり笑うと痛い。

 

0時半頃、救急センターに到着、先の患者さんが終わるのを待ってから呼ばれる。

まず問診。

担当して下さったのは研修医さんなのか?新任さんなのか?って感じの先生と、

その人を指導している先輩先生も時々出てくる。

妊娠の可能性はきわめて低いけどゼロではないと申告したので、

超音波検査→尿検査→血液採血、ついでに点滴(右手首の関節近く…利き手が封じられた!)

熱を測ったら37.7度。

諸々の検査結果が出るまで、ベッドのある処置室で横になって点滴継続

→しばらくすると、尿検査による妊娠の結果は陰性だったのでCT行きましょうと言われ、点滴したままCTの部屋へ。

 

下着とキャミソールも取ってくださいと言われるが、いかんせん右手首に点滴針…

無理やってー!と思いながら力業で脱衣するも、おそらくこの時挿入管が曲がった気がする…(後日談あり)

 

人生初のCTを終えて、先ほどの処置室に戻り横になる。

そういえば、送ってくれた家族を待合室に待たせたまま…と思い、
四苦八苦しながら現状をLINEで伝える。

問診を受けた部屋から、指導先輩の声がする。悪い数値じゃないといいなーと思っていると、しゃーっとカーテンが開いて指導先輩が入ってくる。

指導先輩「テンさんー。検査の結果出たんですけどね、心配されていた盲腸ではないです。けれど、現状、憩室炎が疑われます。」

テン「け、憩室炎!…とは…?」

指導「平たくいうと、大腸にぽこっと風船みたいに膨らんだとこが出来て、そこに炎症が起こると激しい痛みが出るんですよー」

指導先輩の話によると、放っておくと腹膜炎になって手術だなんだと、もっと大変なことになるので、

絶食・絶対安静・点滴が必要となる。

私たちとしては、このまま即入院をオススメする とのこと。

 

その時 私の頭によぎったのは

「明後日友人の結婚式…スピーチも頼まれているのにどうしよう…」

お祝いの席に穴を空けることの申し訳なさがかなりあったが、

この状態でごちそうが食べられる気もしないし、県外まで無理して行って、腹膜炎になってしまったらそれこそ終わりだな…ということで

付き添いの家族とも相談した結果、その場で入院を決める。

 

部屋を用意してもらっている間に、入院手続きの書類書いて下さいと言われるも、

「右手…手首に点滴…かけるかー!」と心の中でツッコミ。見かねた付き添いが代筆してくれる。

その間に心電図をとる。

部屋の用意が出来たとのことで、歩いて移動。途中にレントゲン室があるのでレントゲンも撮る。

下着とキャミソール脱衣したままにしておいて正解だった!

病室に行き、付き添いの手を借りながら寝間着に着替える。

検温や血圧などのバイタルチェックを受けて、付き添いに必要な持ち物を託して別れる。

この時既に夜中の3時を過ぎていた。

そういえば相方に報告してない…と思ったが、スマホの充電が切れそうだったので、

とりあえず入院したことだけをLINEして電源を切って寝る。

が、入院しちゃったという興奮状態や憩室炎って何やねんという不安や、友人にどうやって謝ろうという悩みなど、頭の中がぐるぐるしてなかなか寝付けず。

そうこうするうちにだんだん痛みも復活してきた悪循環。

 

 

 

導入はさらっと書くつもりが、思った以上に長くなった…

明日は入院初日の記録を書こうと思います。

誰か私に文才を下さい。