ツンデレstomach

それは突然の激痛から始まった…。私と胃腸の、ほろ苦い記録ノート

初めての憩室炎記録~入院四日目~

朝の6時前に、ぱっちり目が覚める。
この数日の入院生活で、早寝早起きの生活が身につく。
早く起きるって大事だなーなんて思いながら二度寝をうつらうつら…

していたら6時に看護師さんが入ってくる
「テンさんーおはようございますー、採血にきましたー」

そういえば昨日、「明日採血しますから」とは言われていたけれど
てっきり、8時とか10時くらいにくるのかとおもいきや朝6時…
こんな早くに採血したのは生まれて初めて

昨晩苦しんだ右腕の血管痛のところは、若干腫れて痛い。
うーむ、24時間点滴って、こんな辛いんだなー
点滴のスピードが少し遅いのでということで若干スピードアップ。
痛みは特になかったので安心。

 


朝8時、O先生やってくる。
お腹を触診して、問題ないとのこと。
O先生「お昼から食事出しましょう。
    血液検査の結果と、食事後の状態見て問題なければ、
    明日明後日の退院を考えていいと思います。」

 

せ、先生、今なんと!
食事が現れる…!!
表面上は「あぁそうですかー、分かりました」とあくまで冷静に。
けれど心の中は祭状態の大騒ぎ。

その後、看護師さんが点滴交換に来る。
昼から食事なので、栄養剤は中止。抗生剤のみの点滴。
看護師「ご飯食べたあとの様子、見といてくださーい」
テン「はーい♪」
お腹もちゃんと動いてるし、張ってもないから大丈夫と言われる。

これで全ての点滴終了!と聞いたので落ちきったのも見計らってナースコールするも
看護師「テンさんごめん、夜にもう一回抗生剤の投与あったわー」
ということで、腕に挿入管を残したまま、点滴棒からは開放される。
完全開放になると思っていたので若干残念だけど、あと少しの我慢。

12時
待望の…待望のご飯!
果たして重湯なのか…ミキサー食なのか…とドキドキしながらお盆を見ると
思った以上に固形物!!
●全粥
●卵とじの卵だけみたいな味付けの卵(謎)
●シチュー?
●野菜サラダ(サウザンドレッシング付き)
●オレンジジュース

焦る気持ちを抑え、一口20噛みを心に刻んで、心からの「いただきます」
食べ始めて5分で、腸がギュルギュル動き出す。
30分経った頃、まだ食事中だったけど我慢出来ずにトイレに行く。
4日ぶりにベンちゃんがでたー!!
よく出てきてくれたーと感動する。

食事中にO先生が来る。
血液検査の結果、白血球の数値が下がって正常値に!
お腹の痛みは、もうきにしなくていいでしょう。あとはゆっくり、食べられるように、
体調もどしていきましょう。
という有り難いお言葉。
もう少し様子見て、退院を決めることになった。

さすがに4日ぶりの食事は、胃が限界を迎えたので、約5割の食事とオレンジジュース飲みきるのが限界だった。

食後、一休みした後でシャワーに入りたいと看護師さんに腕の防御を頼む。
前回、若干水を侵入させてしまったので、今回は気をつけて。
髪をあらったあと、上手くまとめられず若干イライラ。
イライラしていくうちにのぼせてきて、息が上がる。
少し冷たくしたシャワーで落ち着ける
シャワーを浴びてスッキリしたら身体も軽くなったので、
点滴棒も外れているし…とラウンジまで散歩する。そして冷たいお水ゲット!

夕方、ぼけーっとしていると食事が来た。そうだ、今日から食事が出たんだった。
●全粥
●煮物(ひじき、揚げ、里芋)
白身魚
ブロッコリーとシメジ
●パスタサラダとトマト

意外と普通の食事に驚く。
基本的にどれも柔らかいけれど、それでも固形で出てきてくれるのは嬉しい

完食まではいかなかったけれど、少しずつ、食べれる量を増やしていく。

夜、点滴の時間でーすといって看護師さんが来る。その手には栄養剤と抗生剤。
あれ?栄養剤は終わったんじゃ…??と思っていたら、看護師さんも???となっていて、一旦ナースセンターに戻る…
看護師「テンさんごめん、抗生剤だけだったー」ということで、抗生剤のみを投与。
看護師「これ終わったら管抜くねー」といって去って行く

半日ぶりの点滴だからか?入り口と二の腕がいたいー!!!
痛すぎて動けず声も出ず。ただただ痛みに耐える。こ、こんなもんやったか…?と思い見上げると、かなり早いスピードで落ちている…
自分のキープ位置が悪かったのか?と思ったが、どうやっても痛みが治まらず。
少し気分も悪くなってきた…もちろん自分でスピードを変えることも出来ない。
これは我慢するものではない!と自分に言い聞かせてナースコール
看護師「はーい、どうしましたー?」
テン「すみません…点滴のスピード早いみたいで、ちょっと腕も痛いので緩めてもらえますか?」
看護師「はーい、おまちくださいねー」

ということで待つこと1分、看護師さん来てくれたが
「ありゃ、全部終わってるね」と言われる…
今まで1時間かけて落ちてたものが5分ちょっとで終了…そりゃいたいわー!
これが最後の点滴だったので、挿入管も外してもらう。
看護師「一応、ちゃんと血管入ってたし大丈夫だと思うけれど、もし漏れていたとしても皮下吸収で問題無いので大丈夫よ。けれど、肌が赤くなっているので、もしこれが腫れたり痛かったりしたら声掛けてください」といって去って行く。

なんともあっけない点滴との別れ。。。

そしてやっぱり気持ち悪い。
なので早々に横になる。
たった数日なのに、右腕の形が固まっている…もう管刺さってないのに昨日のように手摺を持ってしまう。

入院して思ったのは、亡くなった祖母が入院していた時にいつも手摺を持っていた気持ちがちょっと分かるなーということ。
それと、誰かがお見舞いに来てくれる嬉しさ、元気になると看護師さんが遠くなる寂しさ…色々分かる。
祖母もこんな気持ちだったのかもなーと思いながらウトウト。

1時間後、副作用なのかなんなのか分からないが、身体が熱くてたまらん!
お水や制汗系のウェットティッシュで身体を冷やす